あの伝説のキャベツをアマプラで観ることができるとは……。という冗談はさておいて、実写よりこちらのほうが遥かに出来がいいです。実写のほうには☆２でレビューしました。原作ファンの方の意見は分かりませんが、一般の視聴者としてはこちらのほうが面白い。生徒たちも若さゆえに演技に甘さはありますが、本編よりはうまいです。キャベツはひどいですが。「学園生活部」が誕生する前には、この物語のように様々な想いを持った生徒たちが様々な形で倒れていったんですよね。そこに焦点を当てたことが面白いと感じました。私自身、高校時代は２つの部活を掛け持ちして青春時代を楽しみました。あの頃のことは今でも大切な宝物です。それだけに最後のめぐねぇ先生の言葉はぐっときました。本編は「主演のアイドルを売りたい」という意図がかなり観え、また演技もかなりひどいので、原作に興味を持つことができませんでした。あれを作るくらいなら、この作品を原作のアナザーストーリーとしてもう少し色を加えて映画化したほうがよかったのではないかと思います。（特にキャベツはどうなってああなったんだ）もし、これを映画として観ていたら原作はどんなのだろうと興味を持ったと思います。しかしあれを観てしまったらとても興味はもてません。生き延びようとした4人の様々な想いがオムニバス形式で描かれていて、とてもいいです。☆4ですが、キャベツがひどいので-1で。

当初から実写映画化自体にはあまりから期待はしておらず、それでも原作は好きなので公開されたら見てみようと思っていましたが、これは…。先にフォローをしておくと、まず映画は宣伝の段階からインパクトが必要なので、ゾンビの登場というネタバレは、仕方ないと思います。そしてゾンビが出てくるのを視聴者に既に知られている状態でメインキャストを出して余計な尾びれを付けるわけにもいか無い宣伝のための映像を作るなら死亡確定の別キャストを立てた番外編、という着想は妥当です。　で、改めてこの番外編をみた感想ですが製作陣が「がっこうぐらし！」の美点を分かっていないのでは？と不安になりました。前述したようにゾンビが登場するとバレたうえで、製作陣がどのように「がっこうぐらし！」の実写で魅せるか？という所に興味はありましたが…。　この作品を見て気付かされましたが、崩壊前の青臭い日常を見せられても「がっこうぐらし！」の怖さも面白さもまるで機能しないんですね。「がっこうぐらし！」は穏やかだった日常が崩壊してしまった学校で何かしらの精神的な脆さを抱えたキャラ達が、かつての知り合いの姿や目を背けたくなる現実に辛い思いもしながらそれでも明るく楽しく気丈にサバイバル生活を送る、生き様のお話です。しかし、このがっこうｘｘｘは、登場人物たちが最期は自殺に近い死に方を選んでしまう。これは～もうひとつのがっこうぐらし！～ではないでしょう…。「がっこうぐらし！」の良さは、生き様であって、死に様ではないのです。でなければ、めぐねえが浮かばれません。★１級ですががっこうぐらし！において重要なのは、日常だった過去ではなく、生きている今だ、と気付かされたので★２にしておきます。

JKが倒れてるのに　パンツはちゃんと隠してます消火器は殴るものです　噴射しても効きません

「アイドルが学園生活でキャッキャやってたらいきなり説明もなく大量発生した血まみれの生徒が遅いはじめ...ああ、特に説明ないけどこれはゾンビで噛まれたらみんなゾンビになるんだな」っていう邦画の典型的なゾンビ映画本編の「実写版学校ぐらし」もそういう映画なので、前日譚としてはわかりやすかったです洋画だと一番に食い殺されそうな実行力のない女子ばかり生き残ってしまったので同じようなところでダラダラしているうちに囲まれて、情に逆らえずにだいたい食われちゃうのも邦画のテンプレパターンタイトルは映画化のためのスポンサー集めのためだけなので原作との相違点とかそういうのは邦画に期待するだけ無駄なので単なる「テンプレ邦画ゾンビ映画」として見るのが一番でしょう良くも悪くも邦画のあるあるをかき集めた映画です邦画のホラーが大好物な人にはハズレ無しだと思います原作は大好きとか、ゾンビ映画は海外のやつを見まくってますという人には全くおすすめしません。

役者も頑張って演技されているし、頑張って作ったのもひしひしと伝わってくる。でも、「がっこうぐらし」という作品を語っているのであれば原作に敬意を払ってしっかり作らなくてはならないと思う。人間関係を描きたいのであればゾンビはべつに必要ないし、必要であるのならもっとゾンビとの逃走劇がほしい人間ドラマもゾンビパニックとしても中途半端な作品。同じ時間軸を多方面で見せる手法は悪くない。でもそれなら細かい部分まで同じ時間軸であることをもっとそれぞれの場面と繋げなくてはならないと思う。そのあたりの本当に細かな部分を手を抜いているずさんさが見ている側に伝わる。こういった原作をないがしろにしかねない作品作りが過激なファンを煽り、役者に飛び火して最悪な結末を生んでしまうということを、もう少し真面目に考えてはいかがか？モブ役の役者を五倍くらい増やしてもよかったのではないかという場面がいくつもあった。劇中の演劇部の演劇が溢れて映画になったかのような作品。でも、なんだか作品に違和感も感じなくもない。もしかすると、気づかない部分に隠されたメッセ―ジのようなものがあるのかもしれない。よって星ふたつ。原作者は作品がどうなれ知名度が広がるからよいかもしれないが、可哀そうなのは原作者でもキャラクターでも監督でもなく役者さんたち。原作がほかにあるのであれば、実写化する作品はもっとクオリティをあげて発表してほしい。

アニメしか見てない自分ですが実写化はどんなもんだろう……と興味本位で視聴しました。めぐ姉以外、登場する人物が素人すぎるというか演技は一生懸命してるのだろうけど必死さが伝わって来ない。またゾンビ化した仲良しさんと心中する場面がありますが、逃げようとすれば逃げられた場面で映画の都合上、死んでしまった感が否めない。別に無理矢理死なせる必要はなかったと思うのですが……。どうせ原作もいじるのでしょうし。ゾンビのメイク自体、自分はよくゾンビメイクは知らないので深くは書きませんが特別おかしくもなく、怖くもなかったです。原作もそんな感じなのでそこにリアリティは求めていません。ただ、ゾンビ映画だひゃっほーい！と思って視聴すると苛立ちしかないでしょうね。映画の登場人物を知らなかったのでラスト辺りは少し意外でしたが、もう少しグロテスクな表現はあっても良かったと思えます。何度も書きますが、女優陣は真面目に演技してますが真面目すぎるが故に何がなんでも生き延びる！逃げ続ける！といった必死さが伝わらず、必死に台本通り演技してる……という印象を受けました。これを観て実写版がっこうぐらしを見るかどうか……ですが、別に見なくていいかな、と。このドラマだけでお腹いっぱいでした。

映画版はみました。アニメとマンガは未見。映画は「ラストアイドル」のメンバーを使って、現実から逃避しつつ、明るくふるまうことで、みなに希望を与えていくキャラクターに長月翠をつかって、一種のアイドル論としてもみることのできる傑作。こちらは別キャストで別の視点の物語。映画制作のため回していた手持ちカメラ。そこにいきなり映るゾンビというオープニングから引き込まれます。『（取り直しなんてしたら）ドキュメンタリーとは言えない。そこにリアルはないじゃん！』登場人物にこう言わしめるだけあって、「リアル」（あ、たしかに、キャベツはああは生えないよね。　そこはいいじゃん！）ホラー映画+アイドルってのいうのは、「まあ、演技ヘタでも叫んでれば、なんとか形になる」ということでつくられるわけですが、これは、ふたりの友情をしっかり描いたあとの「あれ」ですからね。お遊び半分のホラーとは本気度が違います。１は生き残った女子高生4人。そこへ何者からか電話が、というところで次へ。引きがうまいねえ。２で時間軸を「ゾンビ前」に戻し、パニック直前の様子を別のメンバーの視点で描かれます。いじめをするものとされるもの、でも、回想シーンでは仲良しで、え、なにがあったんだ！とひきこまれます。青春ドラマパートで『結局、（学校は）檻のなかだから。そとには出られないし。』『でも、保健室が「帰ってこれる場所」だとおもうと、、なんとかなるかもしれない。』と語らせる。ゾンビがいなくたって、学校が「動物園の檻」なのかもしれない。トルストイの「戦争と平和」に、戦場も、平和な時も家庭も豚小屋同然だった、という独白があったのを思い出しました。昨日までの友達がゾンビとなって襲い掛かってくる、という話は思春期の少女を舞台にするとリアリティがあります。３では、演劇部のもようが、描かれるが、意表をつかれる。「どうしたら、自分の考えがひとにつたわるのか」をテーマの、まったく独立した青春パートといえる。「誰も死なない物語を作りたい」というセリフが泣かせるねえ。最後になってゾンビの乱入、そして衝撃のラストで次回へ４友情はむつかしいよね。仲がいいと思っていたのが、じつはそうでなかったり、仲が悪いと思われたふたりが、強いきずなで結ばれていたり命懸けで守る友人がいることが生きる意味だったりする。「可能性は無限、、いつだって、想像を超えることしか待っていない」死にたくなかったら、やるしかない。でも、やってしまったら、人間ではなくなるかもしれない。じぶんの記憶のなかでは、あなたはゾンビではないから。ゾンビは死人であると同時に自分自身の過去でもある。それを否定するかどうかは、自分で選択するしかない。ラスト、めぐねえの独白が哀しい。

逃げなきゃいけない時に変な間を取ったり、電池がないスマホなのに早口でしゃべらないとか、現実とかけ離れすぎる。リアリティーを求めるなというならそれまでだけど、演者のほぼ全員が意味不明な行動をとってる。とにかく逃げない場面が多すぎる。これは見なきゃよかった。

演者には責任はないが、演出と脚本がダメすぎる。ゾンビ系の映画がこれだけ出ていて、なんの突出感もないのは、はっきり言って時間とお金の無駄。友達を助けるのもべた過ぎ。演者につられてみてみたが、これはダメ。